月城まりあの手記

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最近銀雨の非公式SSが書けてないなぁ…orz

最近、非公式SSを書きたくても文章が思い浮かばないというすごい残念な状態です。
時間はたっぷり、構想もたっぷりあるくせにっ!!(・ω・´)

で、で、で。

ちょこっとだけ、文章がいくつか浮かんできているので
走り書きがてら書き残しを。

そうそう、イメージBGMはこちらでどうぞ




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それは――15年くらい、前のこと……。



                    ある乾いた晴天の冬の日の出会い――。


『お嬢様、奥様がお部屋でお呼びです。』
『はーい!』

眺めていた庭に背を向け、私は母の部屋へと歩いていった。

静岡の冬は暖かくて雪なんて滅多にふってくれない。それなのに今日は朝起きたらうっすらと雪が降っていた。だからすごくびっくりして、私はずっと雪の降る外を見ていた。






『泰花、よく聞きなさい。』
重く響く父の低い声。その隣には、真っ白な髪の、男の子。

よく聞きなさい、と言われたのに、私はその子に見入ってしまって何も聞いてなかった。

泣きはらしたのか、目が真っ赤なその子。
下を向いて、じっと黙って、父の隣で……怖がっているの?

『……というわけで、これからはこの家の一員だ。立場を良くわきまえた上で、仲良くしてやりなさい。』
『……泰花、聞いているの?』

ふと、母の少し鋭い声がして、私はとっさに父の方を向いて『はい』と答えた。









『ねぇ、香月さんはこのお庭、好き?』
『え……?』
『ふふふっ♪ だって、ずーっと見てるんですもの。』



                『……僕、見たことなかったから…。』
                『それは変だよ~? だって、香月さんのお家も、広いんでしょう?』
                『だって……一度も外に出ちゃいけないんだって…。』


      『……わかりました!』
      『……えっ…?』
      『私が、お家のお庭見せてあげます!今日はね、はじめてお庭に雪が降ったの!
       雪なんてめったに降らないのに、めずらしいんですって!』
      『…………?』
      『ほら、早く参りましょ♪』
      『えっ……あぁっ、ま、待って……っ!』





初めて同い年の子がお家にやってきて嬉しかった私。
はしゃぐあまりに香月さんの手を思いっきり引っ張って、転ばせて、泣かせて、怒られて……。

でも、私が泣いたら、香月さん……父に向かって泣きながら土下座してこういったっけ。

『僕がわるいんです!泰花様を怒らないでください…僕が、僕が……』


私と同じなのに……。その時私は香月さんの姿を見て、何故だかもっと悲しくなって泣きました。





――あれから、もう15年経つのですね。


今では、素敵な恋人さんやお友達に囲まれて、笑ったり、困ったり、照れたりしてる香月さん。
その姿を、15年前のあなたに、見せてあげられたら……。
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ゲーマー&ドールオーナーの、日記のようなblogです。たわいもないことをつづっています。
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ボークス製球体関節人形「スーパードルフィー(Super Dollfie)」が好きな初心者ドールオーナー。他社・海外ドールも興味はあるけれどまだまだ無知で恐縮です。
我が家には春歌(MSDG サクラ)、きよし(SD13B リンク)、ちか(幼SDG ちか)、幸彦(SDGrB F-30)の4人が居ます。

他にも、オンラインゲーム「マビノギ」が大好きというゲーマーでもあります。タルラークサーバにて暮らすようにプレイ中。家事の合間に農園や楽器演奏などをしてのんびり暮らしています。

さらに、のんびり屋審神者でもあります。
イベントは全力で、普段はゆるゆると、刀剣男士たちと過ごしています。