月城まりあの手記

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【刀剣乱舞プレイ物語】審神者の帰還

今月の15日に久しぶりに刀剣乱舞を再開してから、本当にいろんなことがありました。
久しぶりに会う刀剣男士たちや新しく顕現してくれた刀たちがいて、それだけで嬉しくて、隙あらば活動しています。

そして、再び二次創作熱も出てきました。
しかし、ここ数年小説も物語も何も書いていません。
というわけで、肩慣らしにまずはプレイ日記をつけてみることにしました。
ただのプレイ日記ではつまらないので、視点を変えて、物語風にしてあります。
追記(More)に本文を書いてありますので、興味がございましたらお読みください。
想定以上に長くなってしまいました。
感想など聞かせていただけると、小躍りして喜びます。


 長い梅雨が明け、夏の盛りを迎えた頃。
不意に、本丸の庭先で遊んでいた粟田口の兄弟たちが、歓声をあげて一斉に同じ方向へ駆け出した。縁側で茶を飲んでいた鶯丸と三日月宗近も、おや、と顔を向ける。それと同時に、私は久しく聞いていなかった声に呼ばれた。

 ……審神者が、帰還したのだ。

 実に数か月ぶりのことで、本丸の空気は主の帰還に浮足立った。しかし私は気が沈んでいくのを感じた。
 審神者という立場の主は、時の政府から歴史修正主義者との戦いを命じられている。ここに集う刀剣の付喪神は、その手駒として戦うために集められた。つまり、主の帰還は、戦いの再開と同じ意味を持っている。
 「……はぁ……」
思わずため息が出た。それでも私は、梅雨入り時に留守を預かるよう言いつけられた近侍だから、御迎えにいかなければならない。
 短刀たちが騒ぎ遊ぶ日々、神格の高い太刀たちが縁側でくつろぐ日々……この偽りの平穏も、もう終わる。そう思うと、また気が滅入った。
 審神者のいる部屋へ参上し、少々小言めいた御迎えを……と息を吸い込んだ時。
 「ただいまー!江雪さんお留守番ありがとう!あのね、お土産があるんだ。みんなで食べましょう!神奈川と静岡のお土産っ!」
スパーン!と勢いよく襖が開き、満面の笑みをたたえた主が体当たりせんばかりの勢いで紙袋をふたつ持ってきた。片方は都まんじゅう、片方はうなぎパイと書かれている。
「……歴史修正主義者と戦うために戻ってきたのではないのですか?」
私が問えば、主は首を振った。
「違うよ。時の政府からみんなに新しい装い【軽装】が用意されると報せが入ったから、それを揃えるためだよ。でもその前にお土産!」
そう言って、主はまた笑った。

 「わぁ……!!」
「美味しそうです。」
「ありがとう、あるじさん♪」
「ありがたく頂戴いたします。」
私が皆を呼び集めて土産物を広げると、短刀たちの目が輝いた。主は、私の隣で楽しそうに微笑んでいる。
「ささ、みんな遠慮なく食べて。長い間留守にしたお詫びも兼ねてるから。」
「いただきまーす!」
 全員にひとつずつ配り終えると、皆は開封して食べたりそれぞれの部屋や縁側へ持ち帰ったりして散っていった。私は空になった箱やごみを宗三左文字と小夜左文字に手伝ってもらいながら片付けることにした。主は皆が散ると同時に、用事があると言って鍛錬所へ向かっていった。
 「……はぁ……」
「どうかしましたか?江雪兄さん」
思わず出たため息に、宗三左文字が手を止めた。
「いえ……主が帰ってきたからには、と思うと気がふさぐだけです。……戦いが再び始まるのですから。」
「確かに、また時代をさかのぼって戦う日が戻ってきますね。あくまでも戦うためにいる審神者ですから。」
「また戦えるなら、僕は嬉しいけど……。」
小さな手でごみをまとめてくれた小夜左文字が、複雑な表情でつぶやいた。
「和睦の道は……戦いがなくなる日は、来ないのでしょうか……。」
うんざりしながらも、手伝いに感謝して弟たちからごみを引きうける。そして集積所へ捨てに行こうとしたところで思いもかけず主と鉢合わせた。
 「江雪さん、お片付けありがとう!ごみ捨て終わったら、鍛錬所に来てくれないかな?新入りさんのことを頼みたいんだ。」
「この悲しみの地に立つ、新たな刀ですか……。」
「そう、千代金丸っていうんだ!琉球王国にゆかりのある太刀だよ。そのほかにも、次々と念願の新しい刀が来てくれた。本当に嬉しいよ!それで、彼らにこの本丸の案内をお願いしたいんだ。じゃあ、待ってるよ!」
主はそう言い残すと、上機嫌に鼻歌を歌いながら台車に大量の資源を載せて鍛錬所のほうへと向かっていった。脇には、分厚いほどの富士札を抱えていた。
 ごみを処分した後に言いつけ通り鍛錬所に向かうと、見慣れない刀剣男士が何人も並んで自己紹介しあっていた。主は、刀鍛冶にわんさかと資源と札を渡して依頼をしている。
「……皆さんが、この度この本丸に顕現した方ですね。」
「おぅ、長曽祢虎徹という。よろしく頼む。」
「源氏の重宝、髭切さ。」
「ぼくは亀甲貞宗。」
「huhuhuhu。ワタシは千子村正。」
「源氏の重宝、膝丸だ。」
「どうも、すいまっせん。明石国行いいます。」
「千代金丸。ヤマト生まれの琉球育ちだ。」
「わたしは小豆長光。」
次々とあいさつされること、8振り。皆、主が迎えたいと以前から願っていた刀たちだ。なるほど、主が大喜びしているわけだ。
「江雪左文字といいます……今代の主である審神者の傍で仕えています。よろしくお願いします。」
一礼したところで、主が戻ってきた。
「みんな、当本丸へようこそ!来てくれてとても嬉しいよ。今日はまず本丸の案内を江雪さんから受けて。ああ、広いから迷子には気を付けて。そして早速だけど、明日から千代金丸は第一部隊に入ってもらう。」
「……やはり、戦うのですね……。」
「あなたの淡い期待を砕くようで申し訳ない、江雪さん。でも実戦とはちょっと違うんだ。海辺で、演練のようなものをして、千代金丸に経験を積ませてあげて欲しい。本当は夜光貝も集めてきてほしいけど、こっちは無理は言わないよ。10万個集めたら北谷菜切をお迎えできるらしいんだけど、締め切り間近だからね。」
 消沈した私に主は苦笑いを浮かべながら目的を話した。そうか、訓練であれば……と、わずかに心が軽くなる。これは、罪深いことなのだろうが……。
「ちなみに第一部隊の隊長はこの江雪さん。戦い嫌いだけどものすごく強いから、頼るといいよ。それから、この本丸にも初期のうちからいるんだ。だから、普段のことも頼るといい。」
「戦いは……嫌いです。和睦の道はないのでしょうか……。」
「和睦できれば一番だと、自分も思っているよ。でも、話せばわかる相手だけで世界はできてない。悲しいところだけど。」
 主は、私が不意にもらした言葉に肩をすくめた。
「そういうわけで、自分は江雪さんがみんなを案内してくれているうちに別の隊を連れてちょっと出かけてくるから、あとはよろしく頼むよ。」
「……そうですか。せめて、貴方のために祈りましょう。」
「ありがとう、江雪さん。では、肩慣らしに行ってきます。みんな、またあとで会おう!」

 そして、その日の夕方……主は、浦島虎徹と後藤藤四郎を連れて帰ってきた。今日だけで、本丸に新しくやってきた刀は10振りになった。
「あっという間に……にぎやかになりましたね。」
「本当だよ。こんなにも次々と念願の刀をお迎えできるなんて、戻ってきてよかった。軽装の話ももうすぐってことだし、みんなとまた本丸で過ごすのが楽しみだよ。」
主は、心から楽し気に笑った。せめてその笑顔が、歴史修正主義者との戦いの中で曇らないように……そう、願った。
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ゲーマー&ドールオーナーの、日記のようなblogです。たわいもないことをつづっています。
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ボークス製球体関節人形「スーパードルフィー(Super Dollfie)」が好きな初心者ドールオーナー。他社・海外ドールも興味はあるけれどまだまだ無知で恐縮です。
我が家には春歌(MSDG サクラ)、きよし(SD13B リンク)、ちか(幼SDG ちか)、幸彦(SDGrB F-30)の4人が居ます。

他にも、オンラインゲーム「マビノギ」が大好きというゲーマーでもあります。タルラークサーバにて暮らすようにプレイ中。家事の合間に農園や楽器演奏などをしてのんびり暮らしています。

さらに、のんびり屋審神者でもあります。
イベントは全力で、普段はゆるゆると、刀剣男士たちと過ごしています。